文鳥の飼い方や魅力がわかる総合情報サイト

文鳥.com 基礎から飼い方まで

おすすめ文鳥グッズ

文鳥
「文鳥」
¥1,050
文鳥を知る&飼うのに、まずはこの一冊がおすすめ。

文鳥書籍
「文鳥の救急箱100問100答」
¥1,470
いざという時に役立つ本。

ケージ防音カバー
「ケージ防音カバー」
¥14,280
隣近所さんへ鳴き声が気になる方に。

文鳥鳥かご清潔シート
「鳥かご清潔シート」
¥480
毎日のお手入れも楽に♪

アウターバードバス
「アウターバードバス」
¥450
外付けの水浴び器なので超便利!


「鳥かご除菌スプレー」
¥2,100
水洗いしかできないケージもこれで除菌。

ペットヒーター
「ペットヒーター」
¥2,980
文鳥のケージの保温に重宝します。

文鳥ケージ
「文鳥ケージ」
¥4,980
HOEIのオシャレなケージ。色も数種類から選べます。


「デジタルスケール」
¥2,480
体重測定は文鳥の健康管理に欠かせません。0.1g単位まで計れる高性能はかり。


>>その他文鳥グッズ

文鳥の飼い方―成鳥編

ひとり餌になってからの文鳥の飼い方を、項目ごとに説明していきます。情報が多いので、よければ以下のページ内リンクもご利用ください。

レイアウト l エサ l 温度管理 l 水浴び l 掃除 l 爪切り l 放鳥


【レイアウト】

はじめて文鳥を飼うとき、ケージの中に何をどんなふうに設置したらいいのか迷いますよね。参考までに、我が家の文鳥のケージをご紹介したいと思います。(図はクリックで拡大できます)
文鳥のケージ


以下、図の解説です。

ケージ…
我が家は小さめのケージを使っています。複数飼いや、スペースに余裕のある場合は、もう少し大きめのケージにしてもよいかもしれません。
文鳥の力では自力で脱出できないので、出入り口にかんぬき等でロックをかける必要はありません。

青菜…
ビタミン摂取に必要。毎日1〜2枚、洗濯ばさみにはさんで与えています。(青菜を入れる専用の容器も市販されているのですが、うちの文鳥はその容器を恐がるため使用していません。)

鏡…
鏡を見ると仲間がいると思うのか、鏡が好きな文鳥は多いようです。うちで使用している鏡はビーズのおもちゃとエサ入れ付きで、文鳥はとても気に入っている様子。

ひよこ電球…
10〜4月の冷える時期には、ひよこ電球をケージの中に設置して温めています。文鳥がひよこ電球にぴったりくっついてしまう場合は、低温やけどになるおそれがあるため、ケージの外にひよこ電球を設置してあげましょう。
また、ケージを厚手のビニールで覆うと保温効果もアップするのでおすすめ。

ブランコ…
ブランコは手作りしてみました。(作り方は「文鳥チャレンジ」のページ参照)文鳥も気に入っているようです。

止まり木…
ケージがもう少し大きかったり、ブランコをつけない場合は、止まり木の本数を増やしてあげるとよいと思います。複数止まり木を設置する場合は、止まり木の高さをそれぞれ変えてあげることで、文鳥の運動にもなります。
止まり木は、市販のものを購入されることをおすすめします。(そのへんにある木の枝を止まり木にすると、木によっては毒性を持つものもあるので危険です)

水入れ…
毎日1度、夏はできれば2度水を交換してあげるとよいでしょう。
また、フンやエサを水入れの中にこぼしたりするので、けっこう汚れます。こまめに容器は洗ってあげましょう。

エサ入れ…
うちではひとつの容器を使用していますが、スペースに余裕があれば、ボレー粉とそれ以外のエサを別々な容器に入れてあげた方がよいと思います。(ボレー粉が湿気を吸うと固まってしまうため)
こちらも水と同様、毎日交換してあげましょう。

おもちゃ…
お気に入りのものがあれば、入れてあげるとよいと思います。新しいおもちゃを急にケージの中に入れたりすると、たいがいの文鳥はパニックになるので注意。

新聞紙…
本来はケージの下に金網を敷くと思うのですが、うちでは新聞紙を敷いています。(フンの掃除が楽なので)
ただ、新聞紙の下にもぐってグシャグシャにしてしまったり、新聞紙を使って巣作りをしようとする文鳥の場合は、新聞紙を取り除いた方がよいかもしれません。

ダンボール箱…
ケージの下にダンボールの浅い箱を置いておくと、こぼれたエサを掃除しやすいので大変便利です。

水浴び器…
文鳥の健康管理のためにも、ぜひ水浴びはさせてあげましょう。
我が家では外付けタイプの水浴び器を使っています。ケージの中に入れるタイプの水浴び容器もあるようです。

ビニールカバー…
水浴びをしたときケージの外に水滴がはねないように、厚手のビニールカバーをかぶせています。冷える時期はこれをケージにかぶせることで保温にもなるのでおすすめ。(ホームセンターで1×1mのビニールを購入し、赤十字のかたちにカッターで切断してケージにかぶせました)

※巣について
ちなみに、うちでは複数飼い・繁殖のための飼育はしていないため、ケージの中には巣を設置していません。巣を設置することで文鳥が繁殖モードになってしまい、不必要にエネルギーを消費することになりますので、繁殖が目的でない場合は巣の設置を控えた方がよいでしょう。

【エサ】

文鳥のエサをそれぞれ説明したいと思います。
(文鳥の生育に最低限必要なものには、「★」マークをつけています。)

殻つき餌orむき餌★…
文鳥の主食です。一羽あたり、毎日大さじ1〜2程度あげましょう。
ちなみに、むき餌よりは殻つき餌の方が、文鳥のためにはよいそうです。

ボレー粉★…
牡蠣(かき)の殻をくだいたもの。カルシウム摂取に必要です。市販のものでもカビが付着していることが多いため、一度ザルなどを使用してよく洗い、天日干しして乾燥させたものをあげるとよいでしょう。

水★…
毎日1度、夏はできれば2度水を交換してあげるとよいでしょう。

青菜(またはグリーンフード)★…
文鳥にとっては大事なビタミン源なので、毎日あげましょう。
あげる時間は、できるだけ朝〜日中がよいと思います。(夜に食べると文鳥の体が冷えるため)

青菜はクセのないもの(チンゲン菜、小松菜、豆苗など)をあげてください。ほうれん草など、ものによっては文鳥によくないものもあるので注意!
市販の青菜は、農薬が使われているため、そのまま与えるのは危険です。よく水洗いしたあと、水に30分以上ひたし、農薬をできるだけとってから与えましょう。文鳥にとって一番いいのは無農薬の青菜かと思いますので、自家栽培にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

葉っぱが手に入らないときはグリーンフードをあげてもいいと思うのですが、着色料が使われているものが多いので、できれば無着色のものをあげることをおすすめします。

果物…
りんご、梨、みかん、いちごなど、文鳥にあげると喜びます。ただ、与えすぎは体を冷やしたり糖分のとりすぎの原因となるので気をつけましょう。

粟穂(あわほ)…
文鳥がよく好んで食べますが、肥満のもとになることと、栄養面でも主食にはならないので、おやつ程度に与えるのがよいと思います。

ペレット、塩土(えんど)…
私は使ったことがないのですが、知っている範囲のことを説明したいと思います。

ペレットは総合的に栄養がとれるので、与える場合はこれだけでOKだそうです。ただ、シードの餌の方が文鳥は好む傾向があるそうなので、シード食からペレット食に切り替えるのは少し大変かもしれません。
また塩土は、カルシウム・ミネラル等が摂れるそうです。市販されているものは固められているものが多いので、文鳥が食べやすいように砕いてあげましょう。

【温度管理】

文鳥は暑さには比較的強いのですが、夏場に風通しの悪いところや直射日光の当たるところに、ケージをおいたりするのはNGです。風通しのよい涼しい場所にケージを置いてあげてください。

文鳥の場合、特に注意したいのは「寒さ」です。涼しい&寒い時期(10〜4月頃)には、ひよこ電球などのペットヒーターで温めてあげましょう。厚手のビニールでケージを覆い、保温してあげるのもよいと思います。

ちなみに、昔関東の実家で飼っていた文鳥は、冬でもひよこ電球は使わずに、ケージに厚手の布をかけているだけでしたが、けっこう長生きしていた気がします。寒さに対する抵抗力を徐々につけさせていけば、この程度の保温対策でもOKなのかもしれません。

【水浴び】

文鳥の健康管理のためにも、毎日水浴びさせてあげましょう。
水浴び器をケージにセットしても、なかなか水浴びをはじめない時も多いと思いますが、気長に様子をみましょう。文鳥の気が乗らないときは、無理に水浴びはさせなくてよいと思います。

また、寒いときでも、水の変わりにお湯で文鳥を水浴びさせるのは避けてください。(羽をコーティングしている油が落ちてしまい、かえって風邪を引いたり体が弱ってしまうため)

【掃除】

ケージは、文鳥のためにも清潔にしておいてあげましょう。餌の殻や食べ残しやフンは、できるだけ毎日捨てます。
そして、一週間に一度ケージを水洗いしてあげるとよいと思います。洗剤等を使用するとケージに残ってしまう恐れもあるので、避けましょう。洗剤を使用する代わりに、ケージに熱湯をかけて殺菌してあげます。(うちではやかんにお湯をわかして、水洗いしたケージにドバドバっとかけています)

手乗り文鳥でない場合は、もうひとつ小さめのケージ(プラスチック製のものなら千円程度で購入できると思います)に文鳥を移してから、掃除をするとよいでしょう。

【爪切り】

止まり木に止まっている状態で、前爪と後爪がくっついてしまっているようであれば、文鳥の爪を切る頃合です。文鳥を「保定」して爪を切ってあげます。文鳥の爪には血管が通っているので(赤い部分)、そこまで切ってしまわないように気をつけましょう。もし誤ってそこも切ってしまい出血した場合は、線香の先を一瞬そこにあてがい、止血しましょう。(殺菌にもなります)

……と書いたものの、実際保定をすることは慣れないとなかなか難しいので、最初は鳥の病院や文鳥を飼っている知り合いでやり方のレクチャーを受けた方がよいと思います。
Youtubeで爪切りのムービーも見つけたので、よければこちらも参考に。

また、人に慣れてない文鳥の爪を下手に切ろうとすると、大きなストレスやショックを受ける恐れがあります。あまり嫌がったり怖がったりする場合は、無理強いしない方がよいでしょう。(実際、うちの文鳥もとにかく嫌がるので、ほとんど爪切りはしていません……)

【放鳥】

手乗り文鳥の場合、毎日外に出して遊ばせてあげましょう。その際だらだらと文鳥を外に出したままにせず、「1日30分」のように、時間にメリハリをつけたほうがいいでしょう。

また放鳥時には、窓やドアはきちんとしまっているか、危険なものは置いていないか、など事前に確認しましょう。同居している人にも、放鳥している旨を伝えておくことで、誤って逃がしたり事故になることを防ぐことができます。
また、台所で調理しているときも放鳥は避けましょう。火傷など文鳥の怪我の原因となるほか、衛生上の問題も考えられます。
また、他のペットやいたずらが盛んな時期のお子さんにも気をつけてあげてください。

放鳥すると、いろんなところを飛び回る文鳥もいれば、飼い主のところを離れない文鳥もいます。それぞれ個性と思って見守ってあげましょう。

inserted by FC2 system