文鳥の育て方―ヒナ編
生後2・3週間〜ひとり餌になるまでの文鳥の育て方をご紹介します。
ただ、このサイトでは簡単に紹介しているだけですので、やはり文鳥のヒナをはじめて育てるときは、ペットショップの店員さんや文鳥に詳しい知人の方に、育て方を教わることをおすすめします。
【温度・湿度管理はしっかりと】
文鳥のヒナは温めてあげることが基本です。
30度前後、最低でも28度以上の環境で飼育してあげましょう。寒い時期には、ペットヒーターを使用して、プラスチックのケースなどに入れて保温してあげるとよいと思います。できれば温度計も設置して、常に温度に気を配れるようにした方がよいと思います。
また、暖かくすることで乾燥しやすくなりますので、近くに水を入れたコップを置くなど、適度な湿度もある状態にしてあげましょう。
ちなみに文鳥は人間よりも基礎体温が高いため、「手の中で温めてあげよう」と、ヒナを手で覆っても、かえって寒い思いをすることに。
可愛いからとはいっても、長時間手に乗せたりすることは避けましょう。
【文鳥ヒナのエサ】
文鳥のヒナは自分でエサが食べられないため、「さし餌」をしてあげます。
Youtubeでさし餌のやり方のムービーがありましたので、まずはこちらを参考にしてみてください。
ムービーにも出ていますが、さし餌器があるととても便利です。
このさし餌器に、“あわ玉、グリーンフード、カルシウムのペレット”を入れ、熱湯を注いでふやかします。
1分ほどしたら上ずみのお湯を捨て、40度くらいになるように(触ってみて、人肌より温かいくらい感覚であればOK)エサを冷まします。
このエサを与えるのですが、ポイントとしては、
・一度に多くやりすぎると食べきれずに吐くので、少しずつあげること
・なるべく真上からあげると、上手く食べてくれます
・文鳥が口にスポイトを含んだら、素早くエサを押し込んであげること
そして、さし餌は3〜4時間ごとにあげること。
ただ、そのう(ヒナのほっぺの袋)にまだエサが残っている状態で新しいエサをあげてしまうと、前のエサが残ってそのうが腐ってしまう恐れがありますので、そのうの状態を見ながらエサを与えてください。(そのうの中はうっすら透けて見えるので、エサが入っているかどうか確認できると思います)
また、ある程度成長してくると自分でエサを食べられるようになってきますので、食べる練習用に、ふやかした粟玉やペレット、剥き餌等をケージの中に入れておいてあげましょう。
ちなみに、ヒナに別途水を与える必要はありません。(さし餌に含まれている水分で足りるため)