手乗り文鳥について
手乗り文鳥に育てるにはどうすればよいか、ポイントをまとめてみました。
【ヒナの頃から世話したほうが、より確実に手乗り文鳥になる】
ヒナは「刷り込み(すりこみ)」ができるので、文鳥がなるべく小さな頃から人の手で餌付けしてあげるとよいと思います。
ただ、ヒナは3〜4時間おきに餌を与えないといけないため、学生さんや社会人の方はヒナからの飼育が難しいかもしれません。
成鳥になるギリギリまで、ペットショップの店員さんや、日中餌を定期的に与えられる知人に預かってもらえないかどうか相談するのもよいと思います。
【複数飼いより1羽飼いの方が、よりなつきやすい】
複数飼いだと文鳥同士でつるんでしまって人に対する興味が薄くなってしまうため、1羽飼いの方が人になつきやすい傾向があります。
【一度手乗りになっても、かまってあげないとなつかなくなるので注意】
手乗りになっても、かまってあげないと文鳥は人を怖がるようになってしまいます。
毎日少しの時間でもケージから出して一緒に遊んであげる、またはケージから出すのが難しいようであれば話しかけてあげる、など文鳥とコミュニケーションをとることが大事です。
【荒鳥から手乗りへ】
人を怖がったりなつかない「荒鳥」を手乗り文鳥にするには、地道に根気強く愛情をそそいであげることが大切です。
数ヶ月かかるか数年かかるか、文鳥の気持ちや状態にもよりますが、焦ったり無理強いはせずに、文鳥とコミュニケーションをとっていきましょう。
ケージに近づいただけでもパニックになって逃げまどうような状態であれば、毎日少しずつ遠くから見たり話しかけたりすることを続けてあげましょう。
また、一本指やとがったものを近づけることは文鳥にとって威嚇行為になるので気をつけましょう。
徐々に文鳥が慣れてきた様子であれば、手から餌を食べさせてみることにトライしてみましょう。文鳥の飼い主に対する気持ちもだんだんほぐれていくと思います。